なんちゃって海外暮らし

なんちゃって海外暮らしの思い出☆

こんにちは!

春は一瞬ですっ飛ばして、もうすっかり夏の日差しですね~
日焼け止めが欠かせない季節になってきました。
それでもやっぱり朝夕は寒いくらいの時もあって
この気温差、嫌いじゃない(笑)
昼はただただ明るくて、夕方から一気に冷え込んでくると
なんだかイギリスに住んでいたころを思い出しました。

住んでいたっていっても三ヵ月だけ、
夫が長期の海外出張になって、
三ヵ月だけイギリス北部のダラムという町に行くっていうので
ちょうど派遣の仕事が切れ目だったのでついていったのね。
留学でも仕事でもなく、観光ヴィザでいられる三ヵ月弱。
会社が用意してくれた長期滞在者用のコテージにトランクひとつで入居して
私は片田舎で漂流者のようにひっそり暮らしていました。

英語?そんなもん喋れるかーい!
というかね、北部の人はけっこう訛りがひどくて
慣れるまではほんとに「この人たちしゃべってるの…英語?」っていう感じで
特に鉄道とか郵便局とかのガラス越しの会話が本当に難しかった。
後ろに並ぶ列、イライラする郵便局員、なんとか日本に小包を送りたいことを説明する私。
鉄道も、うまく喋れる自信がなくて乗りたい列車の日時を紙に書いて渡したら「ちゃんと喋れ」ってその紙を突き返されたり
(でもちゃんと切符は買えました。駅員のおじさんツンデレすぎる)
良いことも大変だったこともたくさん、思い出しただけで泣きそうです…

イギリスの人は冷たいっていうけど、まあ実際外国人には冷たい人も多いけど
どこでもそうなように、田舎はわりと親切でフレンドリーな人が多いかな。
道に迷ってると100パー「どうしたの?大丈夫?どこ行きたいの?」
って声かけてくれるし。大家さんにも何度か車に乗せてもらったなあ。

どれくらい田舎に住んでいたかというと、まず家の窓の外に羊が見えて
歩道を馬に乗った人が闊歩していたり、車道は車道でひかれた小鳥やネズミやウサギがぺちゃんこになっていたり(乾燥してるから、日本みたいに腐敗しないのね)
家はダラムの駅からバスで30分、最寄りのスーパーまで徒歩40分という立地。
窓から羊がみえる
巨大なスーパーがあまりにひなびたところにあるので、タクシーを呼ぶ専用の電話があって、帰りはそれを使ったり…同じイギリスでもロンドンとは全然違うのね。
ちなみに家から毎日眺めていた羊たちは、ある日数人のおじさんと牧羊犬がやってきて
みんなトラックに乗せられて、それ以来見かけなくなってしまいました。
なんかね、そういうのを目の当たりにするとけっこうショックで。
あれからお肉を食べるっていうことにもいろいろ考えるようになりました。

そんな、短いけれどいろいろと濃~い3ヵ月の海外生活。
田舎なダラムだけど、世界遺産もあるんです!
ダラム大聖堂。隣にダラム城もあるよ。
大聖堂は、一言でいうとハリーポッター。
ホグワーツ校の食堂に使われているのは、この大聖堂なの。
映画で確認したけど、言われないと全然わからなかった。
お祈りする場所の椅子を全部どけて、食堂にしようなんてよく考えたよね。
その大聖堂とお城の下にダラム川が流れていて、森が深くてとっても静かでいいところ。
電子書籍で日本の小説読みながら、海外暮らしの疲れや寂しさをよく川沿いのベンチでまぎらわせてたな。
たまに橋の近くでイタリア人のおじさんがやってるパンとデリのお店でお昼を買ったり、なじみのお店もできてくると、ちょっと地に足ついた感じがしてくるもので。
おじさんに顔を覚えてもらって「チャオ」「ハイ、ハニー」ってにこやかに挨拶されると
ああ、こんな外人の私でも受け入れてくれるんだなってほっこりしたり。

イギリスの良さって、やっぱりこういう郊外というか、田舎にあると思うなあ。
って、ロンドン暮らししたことないから比較できないけども。

とにかく大変なことが多くって、3ヶ月のあいだにたくさん泣いたけど
でもできることならもう一度あそこで暮らしてみたいなって思います。
そしてまたピーピー泣くんだろうけれど(笑)
そんな、イギリスの思い出なのでした。